猫のトイレ掃除をしていると、視線を感じたことはありませんか?
猫飼いさんは経験のある方もいらっしゃるのではないかと思います。
我が家のまめも、遠くからじっと見つめている姿をよく見かけますし
えだに至っては、トイレの近くに走ってきて私が掃除している姿をじっと眺めています。
なぜ猫は飼い主がトイレ掃除を始めると、じっと見つめてくるの?
ちゃんと掃除をしているかのチェック?
それとも他の理由があるの?
今回は、そんな疑問を解消します!
それでは、猫がトイレ掃除を見つめてくる理由について詳しくご紹介していきます。
縄張りチェックのため
猫は縄張りを大切にする動物です。
家猫の場合、トイレは縄張りを主張するための大切なツールになっています。
決まった場所でトイレをすることで、自分の縄張りを主張し、存在をアピールする猫にとって
飼い主が行うトイレ掃除は「自分の縄張りを触られている状態」になっているのです。
どれだけ信頼している飼い主であっても
自分の大切な縄張りを触られている状態は気になって仕方ないのでしょう。
飼い主の行動を監視するように、じっと見つめて様子を伺う仕草を見せます。
信頼関係があっても、パーソナルスペースを大切に生きる猫だからこそ見られる仕草だといます。
また猫によっては、自分のニオイをつけたがっている可能性もあります。
飼い主がトイレ掃除をするということは「猫のニオイを消している」という行為でもあるため
猫にとってはトイレがキレイになることは嬉しいけれど、消えてしまった自分のニオイを
早くつけたい!という気持ちから、トイレ掃除が終わるのを
じっと見ながら待っている可能性があります。
掃除が終わったら自分のニオイをつけて
安心するでしょうからそのまま猫の自由にさせてあげましょう。
キレイに掃除してくれているかチェック
猫にとって自分の縄張りを主張する大切な場所であるトイレ。
重要な場所であり、また猫はキレイ好きな動物であることから
トイレはキレイにしておいてほしいと思っている子もいるでしょう。
そのため、しっかり掃除がされているのか気になって見つめている子もいます。
また、トイレを使いたいけど汚れていて使うのを我慢していた場合
トイレがキレイになるのを待ってから排泄する猫もいます。
その場合、飼い主のトイレ掃除が終わるのをじっと見つめながら待っている
可能性も十分に考えられます。
我が家のえだまめもこの「トイレ掃除が終わるのを待っている」ような
行動が見られます。
トイレ掃除が終わると即、排泄するので「待っていたのかな?」と思うことも多いです。
もしトイレに不満を持っている場合は、飼い主に無言のアピールとして
じっと見つめている可能性もあります。
トイレ掃除をしているとき、何ともいえない表情を浮かべていたり
不満そうな表情やオーラを出していたりなど、普段から猫の様子をよく観察し
トイレ環境に不満を持っていないか様子を見るのも大切です。
特に意味はないかも
飼い主が何かしているから気になってみている、という可能性もあります。
自分が暇だから大好きな飼い主を見ていよう
大好きな飼い主が何かしているからとっても気になって見ている
など、特にこれといって重要な意味もなく、ただ見ている場合もあります。
猫にとっては特に意味のない行動でも、じっと見つめられると「何かあるの?」と
心配になる飼い主もいらっしゃるかと思いますが、猫側は案外 何も考えてないという
パターンもあるため、トイレ環境などに不満を持たせるようなことに心当たりがなければ
あまり気にしなくても良いかもしれません。
猫はトイレ掃除をする人になつく?
こんな話を耳にしたことはありませんか?
「猫は自分のトイレ掃除をしてくれている人になつく」
猫にとって重要なトイレを掃除してくれる人は、猫にとって大切な人という位置付けになる
場合があるそうです。
どれだけ興味が無さそうにしている猫でも、トイレ掃除を見に来ることがない猫でも
飼い主の気づいていないところで、案外しっかり見ていたり認識していたりします。
常にトイレを清潔な状態で保ってあげることで
猫からの信頼度がグッと増してくることもあるかもしれません。
逆にいえば、なかなか猫になつかれない!という方は
積極的にトイレ掃除をしてみるのはいかがでしょうか?
それがきっかけになって、猫との関係性に変化が出てくるかもしれませんよ!
最後に
トイレ掃除をしている姿をじっと見つめられているというのは、飼い主からしてみれば
「なに?」「どうしたの?」と気になってしまいますよね。
しかし、猫によって考えることは様々です。
猫の様子を観察しながら、あれこれトイレ環境を整えても、まだ見つめられるという場合は
トイレ環境の不満ではなく、縄張りチェックやただ見つめているだけ、ということもあるので
飼い主側もあまり神経質にならず、おおらかな気持ちでいて良いと思います。
ただし、トイレの回数が減っていたり、トイレ自体使わなくなってしまったときには
トイレ環境を今一度 見直すことが重要になってきます。
じっと見つめてくるという行動だけではなく、普段から愛猫の様子をよく観察して
猫の気持ちを汲み取っていくことが大切です!