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乗馬を知る~乗馬で必要な道具一式【馬編】~

乗馬を知る
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猫バカ・馬バカ
saku

現在、2匹の兄弟猫(ミックス)と暮らし猫ファーストな生活を送る猫飼いです。
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また、乗馬がきっかけで馬が好きになり馬沼にハマっています。
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別の記事で、乗馬で必要な道具一式【騎乗者編】として
乗馬の時、人が身につける道具についてご紹介しました。

乗馬では馬も色々な道具を身につけます。

乗馬を知る 第7弾
「乗馬で必要な道具一式【馬編】」


今回は、馬が身につける道具のそれぞれの道具の役割や特徴などについて詳しくご紹介します。

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乗馬には人用と馬用がある

乗馬の道具には、人が身につけるものと、馬が身につけるものがあり
馬が身につけるものは以下です。

【馬が身につけるもの】
  • ゼッケン
  • ゲル
  • ボア
  • 腹帯
  • 鞍(鐙含む)
  • プロテクター
  • ハミ
  • 頭絡
  • 無口
【馬が身につけるもの~番外編~】
  • イヤーネット
  • 馬着
  • ワンコ

ざっと挙げただけですが、人が身につけるものよりも
馬が身につけるものの方が多いのが特徴です。

馬が身につけるものは、乗馬クラブで貸してくれるところがほとんどだと思います。
しかし、不思議なもので乗馬を続けていると
馬が身につけるものであっても、自分用が欲しくなってくるかもしれません。

人が身につけるものについては、こちらの記事をご覧ください。
一つずつ詳しくご紹介しています。

ここからは、【馬が身につけるもの】それぞれの道具の役割や特徴などについて
詳しくご紹介していきます。

馬が身につけるもの 【ゼッケン】

ゼッケンは馬装時、一番最初に馬の背中にひくものです。

汗の吸収やクッション性、速乾性の役割があります。
また、乗馬では種目別に形状が異なり、用途によって使い分けが行われます。

素材や機能性も種類が豊富で、騎乗者と色を合わせてリンクコードとして楽しめるファッション性の高いものもあります。

イヤーネット、ゼッケン、プロテクターなどの馬具のカラーを統一している方も多くいらっしゃいます。

馬が身につけるもの 【ゲル】

出典:via google imghp

ゲルは馬装時、ゼッケンの上にひくものです。

ゼッケンと鞍のズレ防止のためのゲル状のパッドです。
その他、馬の背中への衝撃を和らげる、鞍傷(あんしょう)の予防になり欠かせないものの一つです。

馬が身につけるもの 【ボア】

出典:via google imghp

ボアはボアゼッケンとも呼ばれ、ゲルの上にひくものです。
その役割はゲルとほぼ同じで、馬の背中の保護のために使用します。

ボアはゲルと違って、素材がムートンなどでできておりモコモコとした少し分厚いパッドです。
ちなみに、ゲルとボアが一体になったものもあります。

馬が身につけるもの 【腹帯(はらおび)】

腹帯は、馬と鞍を固定するための帯状の道具です。
馬の背中に置いた鞍を、腹帯を使って馬体に固定するために使います。

腹帯が緩すぎると、鞍が回ってしまうことがあります。
かといって締めすぎると馬の運動を邪魔をしたり、異常な興奮を引き起こす場合もあるため、調整が難しいものです。
慣れるまでは指導員に見てもらいましょう。

ちなみに、お腹は急所なので腹帯を嫌がる馬もいます。
腹帯をつけるときや締めるときは、馬の様子に特に注意しましょう!

馬が身につけるもの 【鞍(くら)】

乗馬には、障害・馬術・総合など馬術競技種目が多数あり、用途によって使用する鞍が変わってきます。

ブリティッシュ乗馬の場合、鞍は大きく分けて3種類あります。
「総合鞍」「馬場鞍」「障害鞍」の3つです。

総合鞍

出典:via google imghp

馬場鞍と障害鞍の中間的な作りとなっている鞍です。
乗馬以外にも、屋外でのトレッキングなど幅広い場面で使用されています。

安定して基本的な騎乗がしやすい形の鞍となっています。

馬場鞍(馬場馬術用の鞍)

出典:via google imghp

馬場鞍は総合鞍や障害鞍と比べて、座面のカーブも深く後矯(こうきょう)が長くなっており、馬へのフィット感、コンタクトをより感じられる作りとなっている鞍です。

馬場馬術は、主に鞍にお尻をつけた状態で騎乗(正反撞)することが多いため、あおり革が長く、腹帯の美錠が馬とのコンタクトを妨げない仕様になっています。

障害鞍(障害飛越用の鞍)

出典:via google imghp

障害鞍は障害鞍と比べて、障害を飛ぶときにツーポイントの姿勢が取りやすいよう、あおり革が短くい作りとなっている鞍です。

また、座面のカーブは緩やかで前方姿勢が取りやすいよう、後矯も低めに作られているのが特徴です。

鐙(あぶみ)

鞍の両脇にぶら下げて使うものです。
騎乗者が踏ん張ってバランスを取ったり、鐙の上に立ったりするのにも重要なのが鐙です。

鐙だけでは使えないため、鐙革と接続して鞍につけて使います。

馬が身につけるもの 【プロテクター】

プロテクターは、馬の四肢につけて使用します。

乗用馬は野生の馬と違い、蹄に蹄鉄を履いています。
駆歩などをしているとき、肢同士が当たるとケガをする可能性があるため、肢同士の接触または外環境との接触によるケガを防ぐためにプロテクターをつけます。

馬が身につけるもの 【ハミ】

出典:via google imghp

ハミは、騎手と馬との意思伝達の接点になるとても重要なものです。

ハミから手綱が繋がっており、引っ張ったり押したりすることで騎乗者の意思を馬に伝えます。
そのため、ハミは馬が軽く咥えるように装着します。

馬の口内は、奥まで歯が生えておらず空洞部分が存在し、そこにハミを入れて使用します。

馬が身につけるもの 【頭絡】

頭絡は、騎乗者の拳による扶助を手綱からハミを通じて馬に伝える役割を持ちます。
いくつかの革ひもと金具を組み合わせて作られており、馬の顔につけて使用します。

後頭部に回す「項革(うなじがわ)」
耳の前にくる「額革(ひたいがわ)」
耳の下から口に向かう「頬革(ほおがわ)」
鼻の上にくる「鼻革(はながわ)」
喉元を通る「喉革(のどがわ)」
そしてハミとそれにつながる手綱とで構成されるのが頭絡です。

頭絡を購入するときは、サイズをよく確認しましょう。

馬が身につけるもの 【無口】

無口は頭絡の一種ですが、騎乗する時に使用する頭絡とは異なり、ハミや手綱はついていません。
正式には「無口頭絡」といいます。

無口はいくつかの輪で構成されており、その輪に馬の頭部を入れて装着します。
頭部に力が作用するので、誘導などを行うときや馬房から馬を出すとき、また洗い場などに馬を繋いでおく際に使用します。

無口を購入するときは、サイズをよく確認しましょう。

ここから先は、乗馬をするとき装着しなくても良い(馬によっては必要品)馬用の装備品を【番外編】としてご紹介します。

馬が身につけるもの~番外編~【イヤーネット】

馬の耳にかぶせて使うものです。

馬の耳を布で覆うことで、周りの騒音から馬を守りながら、集中させる役割があります。
また、ハエやアブなどから耳周りを守る効果も期待できるものです。

馬のオシャレとして使用するライダーもいるようです。
馬の帽子のようで可愛いですね。

馬が身につけるもの~番外編~【馬着】

馬に着せる、馬用の服です。

胴体を隠すように馬の体をすっぽりと包みこみます。

主に馬の体を冷やさないように、保温目的で使用されることが多いでしょう。
他に、アブやハエなどの虫刺されなどから保護するために用いられることもあります。

馬が身につけるもの~番外編~【ワンコ】

出典:via google imghp

ワンコは馬の蹄を守るためのプロテクターで、ベルブーツとも呼ばれています。
障害競技やトレーニングの際にも使用します。

最後に

乗馬では、人が身につけるものよりも馬が身につけるものの方が多いという特徴があります。
馬の体を守りながら、安全に騎乗するために大切な道具です。

しかし、これも自分用を全て揃える必要はありません。
馬が身につける道具は乗馬クラブに用意があるので、貸してくれます。

とりあえず自分用を持ちたいと思ったり、必要性が出てきたときに少しずつ揃えるので十分です。
特に鞍は高級品ですから、これから続けていけるのかどうかも分からないうちから購入する必要はありません。

馬が身につける道具の中には、騎乗者とコンタクトをとるための大切な役割を担っているものもあります。
まずは、それぞれの道具の役割や特徴を知って、素敵な乗馬ライフを♪

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