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猫のための防災対策 ~事前に用意しておきたいグッズ~

猫のお勉強
この記事を書いた人
猫バカ・馬バカ
saku

現在、2匹の兄弟猫(ミックス)と暮らし猫ファーストな生活を送る猫飼いです。
猫飼い歴は20年以上。
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また、乗馬がきっかけで馬が好きになり馬沼にハマっています。
馬や乗馬、競馬に関する情報も発信中です。
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夏~秋前の今の季節は台風の季節でもあります。
最近では、毎年 台風による洪水などの自然災害を目にします。

「防災の日」という言葉を耳にする方も多いのではないでしょうか。
日本では8~9月にかけて台風の接近や上陸が多いので、9月1日を防災の日と定め
8月30日~9月5日を防災週間としています。

自然災害はいつやってくるかわかりません。
猫の避難について考えておくのは飼い主さん大切なつとめ。
日頃から防災対策はしっかりやっておきたいところです。

自然災害が起きて いざ避難するという状況になったとき、猫のいるご家庭は人用の防災グッズと猫用の防災グッズの両方を持って避難するようになります。
多頭飼いの場合は猫の頭数分の用意が必要です。

猫のための防災対策について、事前に用意しておきたいグッズや事前に備えておきたいこと、事前に確認しておきたいことを3回に分けて詳しくご紹介します。

今回は、事前に用意しておきたいグッズについてご紹介します。

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猫の防災用品を揃えよう

災害時の避難では持っていけるものも限られてきます。
必ず準備しておきたいものから優先して揃えると良いでしょう。

必ず用意しておきたいもの

  • フード
  • 飲料水
  • フードボウルと水ボウル
  • トイレなどの衛生用品
  • キャリーバッグまたはケージ
  • タオルなどのケア用品

フード

フードは普段食べているものを5~7日分ほど用意しておきましょう。
この時、1日分ずつ小分けにして用意しておくと便利です。

フードは酸化しやすいので、事前に用意しておく場合は定期的に取り替えましょう。
普段食べているフードで小分けパックされているものがあれば、それを用意しておくのも良いです。

普段ウェットフードを食べている場合は、一度開けたウェットフードを保管するための密閉容器も用意しておくと良いでしょう。

猫は警戒心が強い動物なので、避難所などの慣れない環境ではフードを食べないこともあります。
体力や免疫力の低下を防ぐためにも、普段から食べ慣れているフードを用意しておくことをおすすめします。

また、普段から療法食などの特別なフードを与えている場合は、配給のフードで用意してもらうのが難しい場合があります。
特別なフードの場合は、できるだけ多く用意しておくようにしましょう。

飲料水

災害時は水道が止まってしまうことがあります。

人用のミネラルウォーターは硬水である場合が多く、猫に与えるのはおすすめしません。
というのも、猫は硬水を飲むと、慣れない環境からのストレスも相まって尿結石を引き起こす可能性があるからです。
あらかじめ軟水の水を用意しておきましょう。

また最近は、ペット用の飲料水も販売されているので、そちらを用意しておくのもひとつです。
ペット用の健康維持サポート飲料は、効率良く水分を補給できるようになっているので良いでしょう。

フードボウルと水ボウル

フードボウルと水ボウルは、プラスチック皿や紙皿などでも代用できますが、折り畳み式のボウルを用意しておくと持ち運びがコンパクトになり便利です。

トイレなどの衛生用品

トイレや砂、ペットシーツ、ビニール袋などのトイレ用品や衛生用品を用意しておきましょう。

トイレそのものを持って避難するのは困難なので、折り畳みができるポータブルトイレが便利です。
ただし猫は、落ち着けるところでしかトイレをしてくれないので、普段から使用して慣れさせておくのも大切です。
普段から使っていれば自分のニオイもつきますし、避難先でも使ってくれる可能性が高まります。

猫壱(necoichi) ポータブル トイレ
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トイレは段ボールや発泡スチロールなどの箱でも代用が可能ですが、繊細な猫のため できれば普段から使い慣れているものを用意してあげたいところです。

砂は大袋のまま持って出るのは大変なため、あらかじめ小分けにしておくか、必要分だけをまとめておくようにしましょう。
砂は新聞紙などでも代用が可能ですが、猫の好みもあるため普段から使い慣れているものを用意してあげましょう。

ペットシートやビニール袋は必要に応じて用意しておきましょう。
ビニール袋はかさばらないので多めに準備しておくと安心です。

キャリーバッグまたはケージ

猫を連れての避難するとき、避難所などで生活するときは必ず必要になるキャリーバッグ。
これはきちんと用意しておきましょう。
多頭飼いの場合は、猫の頭数分 用意しましょう。

現在は、いろんなタイプのキャリーが販売されています。
従来のハードタイプだけではなく、リュックタイプや斜めがけタイプもあります。
避難中は他の荷物も持てるように、両手が空くタイプのキャリーがおすすめです。

また、猫は意外に重たいので手で持つタイプのキャリーより、人の体にかけるタイプのキャリーの方が移動もしやすく良いと思います。

最近では、折り畳み式のケージが販売されています。
キャリーの中は、夏場は高温になりやすく猫の熱中症の危険があるため、折り畳み式のケージが使える状況であれば使ってあげたいところです。
そのためにも、前もって用意しておきましょう。

また、キャリーやケージは入り慣れていないと、なかなか入ってくれない場合があります。
猫がキャリーやケージに慣れるように、普段の生活の中で使用するように工夫することも大切です。

タオルなどのケア用品

猫の手入れや防寒などのために、タオルは重宝します。
できれば少し多めに用意しておきたいところですね。

また、タオルは手入れのほかに、キャリーに被せておくと外界をシャットアウトし猫のストレスを軽減させることができます。
なるべく猫自身のニオイがついたものを用意してあげましょう。

その他、ティッシュやウェットティッシュも用意しておくと便利です。
ウェットティッシュはアルコール成分の入っていない、ペット用のものを用意しましょう。
ペット用ウェットティッシュは、ホームセンターなどでも売られています。

余裕があればペット用のシャンプータオルも用意しておきたいところです。
シャンプータオルは、洗浄剤を染み込ませた大判で厚みのあるウェットティッシュのようなもので、拭くだけで簡単に汚れやにおいを落とすことができます。
ちなみに洗い流さなくても大丈夫です。

できれば用意しておきたい

  • 首輪、迷子札、ハーネス
  • 洗濯ネット
  • 新聞紙
  • 猫の写真

首輪、迷子札、ハーネス

できれば用意しておきたいに入れましたが、災害時にはパニックになって脱走してしまう猫が多くいます。
首輪が大丈夫な子であれば必ず準備しておきたいもの」が首輪と迷子札です。

首輪もハーネスも、猫自身が受け入れる、受け入れないの個体差が出ます。

特に首輪は注意が必要です。
首輪が苦手な猫は、それを取ろうとして下あごが首輪に引っ掛かり猿ぐつわ状態になり怪我に繋がる可能性があります。
猫の様子を見て、首輪が大丈夫そうなら迷子札付きのものを用意しましょう。

ハーネスに関しては、猫は体が柔らかいので紐タイプのものよりも、洋服のように着るタイプのものが良いでしょう。
紐タイプだと体がすり抜けてしまう可能性があります。
ハーネスとリードが一体になっているものも良いでしょう。

ただ、こちらも首輪と同じで個体差が出るので、事前に試してみて猫の様子を観察しましょう。

ゴロにゃんオリジナル 猫用ハーネス ダブルブロックタイプ
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洗濯ネット

慣れない場所で大きなストレスを抱えていたり、パニックになって暴れる猫もいます。
そんなとき、洗濯ネットは脱走防止などに役立ちます。

また、猫の診療が屋外で行われる場合も洗濯ネットの中に入れておくと、暴れ防止や脱走防止になり安心です。

新聞紙

新聞紙は防寒対策の強い味方なだけではなく、トイレの砂やペットシートの代わりとして使えます。

また、キャリーに被せて目隠しとしても使用でき、猫のストレスを軽減させることができます。

猫の写真

災害に遭って迷子になってしまったときのことを考えて、猫の写真を数枚用意しておくと良いと思います。

携帯電話にデータがあったとしても、故障やバッテリー切れで使えないこともあります。
猫の顔と全身がわかる写真を現像しておくと良いでしょう。

猫が見つかって迎えにいったとき「飼い主であることを証明する」ために飼い主との2ショット写真もあると良いかもしれませんね。

場合によっては用意しておきたい

  • ペット保険証

持病があり日頃から投薬している猫の場合は、薬の用意も忘れずにしておきましょう。

薬によっては、保管方法や保管日数がデリケートなものもあるので、あらかじめ動物病院に相談して保管方法や日数を確認しておくと良いでしょう。

ペット保険証

猫がケガをしていたり、避難先で体調を崩して動物病院に行く場合も考えられます。
ペット保険に加入している場合、ペット保険証も忘れずに用意しておきましょう。
迷子になったときの身分証明書の代わりにも使えそうですね。

また動物病院などで支給される健康管理手帳があるなら、そちらも忘れずに。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
今回は猫のための防災対策について、事前に用意しておきたいグッズについてご紹介しました。

こうやって改めて考えてみると、たくさんのものが必要だと分かります。
一度で用意するのは大変なので、日頃から少しずつ用意していきたいところですね。

いつ起こるか分からない自然災害。
体一つで避難するのは心もとないですよね。まして猫も一緒ならなおさらです。

災害が起こる前にできる用意をしておけば、いざ災害が起こったときでも必要最低限のものは手元にある状態なので、少しは安心に繋がるのではないかと思います。

大切な愛猫のため、事前の用意をしっかりとしてあげましょう!

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