猫をお迎えすることが決まったら、猫がお家にやってくるまでに準備しておかなければならないことはたくさんあります。
お迎え初日から必要になるグッズから優先的に揃えておいた方が安心です。
それでは、一体なにを準備すればいいのでしょうか。
今回は、事前に揃えておきたいグッズについて詳しくご紹介します。
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最低限これだけは準備!
トイレと砂
お迎えする猫のために、トイレは必ず必要です。
猫のトイレには、ドーム型やシステム型、箱型などいくつかの種類がありますし、大きさも様々です。
子猫をお迎えする場合は、子猫の体の大きさに合ったもの、子猫がまたぎやすいフチの低いものなどを準備してあげましょう。
成猫をお迎えする場合は、その子に合ったものが分からないことが多いと思います。
まずは、価格の安いものや飼い主の扱いやすいものを準備しておき、猫の様子を見ながら変更も検討すると良いでしょう。
自分で排泄ができないくらいの小さい子をお迎えした場合は、自分で排泄できるようになるまで人が排泄を促します。
多頭飼いになる場合、猫の頭数+1が理想です。
2匹の猫をお迎えするなら、トイレは3個といった具合ですね。
次に砂ですが、これも猫によって好き嫌いがわかれます。
最初は、飼い主が扱いやすいものを選択するのも一つです。
また、システムトイレとは二層式トイレのことで、専用の砂があるのでそちらを利用すると良いと思います。
猫の様子を見ながら、砂が合わないようなら変更も検討していきましょう。
子猫用のトイレに関してですが、子猫用トイレも販売されていますが代用も可能です。
我が家の場合、えだまめを譲り受けて数日間は最初のお家で使っていたダンボールをそのまま使用し、途中から「洗いオケ」で代用していました。
子猫用トイレは、猫が出入りしやすいように、フチの一部が結構低く設定されています。
フード
子猫をお迎えするのか、成猫をお迎えするかによって準備するフードは変わってきます。
生後間もない子をお迎えする場合は、ミルクからはじめます。
生後2ヶ月ぐらいの子をお迎えする場合は、子猫用のフードを準備してあげましょう。
成猫をお迎えする場合は、猫のライフステージに合わせた成猫用フードを準備します。
また、猫はいきなりフードを切り替えると食べてくれなくなったり、体調を崩してしまう可能性があります。
猫をお迎えする前に、その猫がもともと食べていてたフードを確認して同じものを準備するのも良いでしょう。
我が家はまさにソレでした。
えだまめの前の飼い主である牧場主に、今食べているものを聞いて同じウェットフードを買って帰りました。
そこに今後 与えたいドライフードを少しずつ混ぜて切り替えていった、という感じです。
2匹とも慣れ親しんだ味だからか、お家環境が変わってもモリモリ食べてくれました。
フードボウル&水ボウル
食事の器は、ステンレス製、陶器製、プラスチック製など素材や形も様々なものが販売されています。
フード用、水用の2種類を準備しましょう。
どんな素材のものを選ぶにしても、食事の際にヒゲがあたらない幅広で浅めのものを選びましょう。
深いボウルだと食べにくく水も飲みにくいので、なるべく浅いボウルが良いといわれています。
またある程度の重さがあるものの方が、食事中にボウルが動かず安定感があるので、食べやすいようです。
プラスチック製は軽いですが、最近では裏に滑り止めのついているものも販売されています。
キャリーバッグ
猫をどこからお迎えするのかにもよると思いますが、お家に連れて帰る際に必要になる場合があります。また、病院に行く際にも必ず必要です。
布製、プラスチック製、上開きタイプや横開きタイプなど様々な種類があります。
お家で猫ベッドや猫ハウスとして使用している飼い主もいらっしゃいます。
猫の体の大きさに合ったものを選んであげましょう。
万が一、災害に合った場合でも、避難をする際に必要となるので一つは必ず用意しておきましょう。
中に入るのを嫌がらないように、普段から使用して慣らしておくのもいいと思います。
キャリーは代用可能です。
お迎えに行ったときや病院に行く際キャリーが無いときは、大きめの洗濯ネットに入れて連れて行っても大丈夫です。
そんなの可哀想!と思うかもしれませんが、実際に獣医さんも洗濯ネットを活用しているそうです。
洗濯ネットの柔らかい材質が猫の体と相性が良く、本能的に狭い所である程度固定されていた方が安心するという特徴を猫が持っているからだそうです。
また、慣れない場所では落ち着かず暴れだす子もいるので、脱走防止にもなります。
洗濯ネットは通気性も抜群なので安心できます。
ベッド&ケージ
追々でも大丈夫ですが、一つは準備しておきたいものがベッドです。
お迎え当日から猫がくつろげる空間を準備するという意味でも、ベッドを準備してあげると良いでしょう。
丸くなって眠れるようなサイズのものがおすすめです。
また、ケージは必ずしも必要なものではありませんが、お家環境によってはケージを準備しておきたい場合もあります。
例えば、日中は猫だけの時間が長く、お迎えするのが子猫という場合などはケージがあると安心です。
小さな体で思いもよらぬところに入り込んで出られなくなった!というトラブルを防止できます。
我が家の場合は、えだまめ2匹が子猫の頃からケージを活用しています。
日中 子猫だけの時間が長かったので、飼い主が仕事に行っている間はケージの中で過ごしてもらっていました。
幸い職場が近かったので、昼休みの時間を利用して一度 自宅に帰り、短い時間ですがケージから出して少しリフレッシュ。
あとは夜の帰宅までケージの中で過ごしてもらう。
帰宅後はケージから出してたくさん遊び、就寝時はケージの中のベッドで寝てもらうというサイクルで育てました。
成猫になった現在でもケージは活用しており、平日の就寝時はケージに入ってもらっています。
週末は自由。ケージには入れません。
子猫の頃からケージに慣れているので、成猫になった今でもケージの中で寝るのには抵抗がない様子です。
あるといい物。追々でも大丈夫
デジタル計
猫のフード量を測るのに使います。
フードにはそれぞれ、猫の体重に合わせたフード量が決められています。
この量を守るのは猫の健康管理をする意味でも大切になってきます。
与えすぎると肥満に繋がり、逆に少なすぎると猫が空腹状態になってしまいます。
デジタル計が一つあるとフード量が正確に測れるので安心です。
また、デジタル計の他に軽量カップなどもあるので、ご家庭に合ったものを揃えると良いでしょう。
おもちゃ
生後2ヶ月頃から猫は単独で遊ぶことを覚えます。
元気いっぱいで好奇心旺盛な子猫にとっては、動くもの全てが おもちゃになります。
だからと言って、人間の手をヒラヒラさせて遊ぶのはNG。
猫が人間の手は「遊ぶもの」「噛んでもいいもの」と覚えてしまう危険性があります。
成猫の場合、運動不足解消の観点からも おもちゃで遊んであげたいですね。
そして何より、おもちゃで遊ぶ猫の姿はとても可愛く、人も楽しさや癒しをもらえます。
比較的 手に入りやすい猫じゃらしがおススメです。
また今は自動で動くおもちゃも多種多様ありますので、そちらを導入してみるのも良いでしょう。
個人的には、ポインターもおすすめです。
爪とぎ
狩りをする動物である猫にとって爪は大切なもので、爪とぎをすることで古い爪をはがし、新しい爪を出しています。
また、縄張りのための臭いつけやリラックスのために爪とぎをするといいます。
これは本能なので完全に止めることができません。
家の壁や家具に爪とぎをされないよう、爪とぎ器を用意しましょう。
爪とぎには、ダンボールの他にカーペット、麻、木など様々な材質のものがあります。
最初は、安価でホームセンターなどでも手に入りやすいダンボールから始めてみるのもいいかもしれません。
猫の様子を見ながら、好みのものを見つけてあげてください。
ボディケアグッズ
爪きりやブラッシング用のブラシなどのボディケアグッズは、すぐに使わなくてもできるだけ早めに用意して、子猫のうちから慣れ始めると大人になってからも嫌がりにくくなります。
爪は病院で頼めば切ってくれますが、費用がかかる場合があります。
できれば自宅で切りたいところですが、どこまで切っていいのか分からない場合や自分で切るのが不安な時は必ず病院で相談しましょう。
爪きり、ブラシなどのボディケアグッズもたくさん出ているので、愛猫に適したもの、また飼い主が使いやすいものを選ぶと良いと思います。
首輪、名札
猫が脱走したり、被災して迷子になった時のことを考えて、猫の名前と飼い主の連絡先を書いた名札と首輪は用意しておきたいものです。
また子猫は体が小さく好奇心旺盛で、思わぬところに入り込んだりするため、居場所確認のために鈴付きの首輪をつけておくと便利です。
子猫の頃はシュシュなどで代用も可能です。
固体差によりますが、首輪を嫌がる子もいます。
猫がどうしても嫌がるならストレスにもなりますし、猿ぐつわ事故にも繋がるので諦めたほうが懸命です。
猫の様子を見ながら検討するのがいいかと思います。
キャットタワー
キャットタワーは必ずしも必要というものではありません。
しかし、猫は上下運動を好む動物です。
運動不足解消にも繋がるため、必要に応じて導入を検討するのもいいでしょう。
キャットタワーにも様々な大きさのものがあります。
お家環境に合ったものを選びつつ、猫の好みも考えながら選んであげると良いと思います。
最後に
このように、猫を迎えるにあたって、準備するものはたくさんあります。
すぐに必要なものから優先的に準備していくことが大切です。
また、猫にとって快適な生活スペースを作ってあげることも大切です。
最初はまだまだ分からないことだらけです。
導入しても使ってくれるかどうかも分かりません。
なので実際に導入してみて猫の様子を見ながら改善していくのも大切です。
猫も飼い主も快適に楽しく生活できるように、グッズを準備・改善していきましょう!