愛猫が「撫でて!」と思っているとき、できれば気づいて撫でてあげたいのが飼い主の心情。
猫はひっそりと、飼い主に「撫でてサイン」を送っているかもしれません。
今回は、猫が撫でてほしいときに見せるサインや、喜ぶ撫で方、逆に嫌がる撫で方など
猫のナデナデについてご紹介します。
うちの子と照らし合わせながらご覧いただくと面白いかも?!
猫が「撫でて!」と思っているとき
- じっと見つめる
- おなかを見せる
- 鳴く
- 体を擦りつける
猫は、信頼している飼い主と一緒にいると、子猫の気分になり
撫でてもらいたい気持ちになるといわれています。
撫でてほしい、甘えたい、という要求があるときには、上記のようなサインを出し
「撫でて」とアピールします。
では、それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
じっと見つめる
猫が近くに座ってじっと見つめてくる。
何かをしていて、目の前に座りじっと見つめてくる。
猫飼いさんはこういった経験のある方も多いのではないでしょうか。
猫は撫でてほしいとき、飼い主のことをじっと見つめることがあります。
本来、猫が相手の目をじっと見つめることは「睨みつける」などの
攻撃性のある意味になります。
しかし、飼い主に撫でてと要求するときも、じっと見つめるという行動をとります。
飼い主をじっと見つめながら「撫でて!」とアピールするのです。
そのときは、作業中でもいったん手を止めて、優しく声をかけながら
撫でみてください。
気持ちのよさそうな表情を見せてくれますよ。
おなかを見せる
飼い主の方を見ながらゴロンと寝転んで、お腹を出してアピールをする。
犬に多く見られる行動ですが、猫も撫でてほしいときにはこういった行動を
起こすことがあります。
猫にとって急所であるお腹をみせることは、信頼の証です。
「私はあなたを心から信頼しています。撫でてほしいのです。」というサインの場合があります。
ただし一つ注意をしたいのが、このサインは「遊ぼう」と誘っている可能性もあるため
撫でようとしたら猫パンチが飛んでくる!ということも考えられます。
愛猫の様子を見て、撫でてほしいのか遊んでほしいのか見極めましょう。
高い声で鳴く
普段の鳴き声とは少し違う、甲高い声で鳴いてアピールすることがあります。
飼い主をじっと見つめて、鳴く。
飼い主を見つめながら、首をかしげて鳴く。
飼い主を見つめゆっくり瞬きをしながら、鳴く。
このときの鳴き声は、甘えたような甲高い声であることが多く
飼い主に撫でてのサインを送っています。
撫でる前からすでに、ゴロゴロと喉を鳴らしていることもあります。
このときの猫は「構ってほしい」「撫でてほしい」という気分である場合が多いため
猫が満足するまで、構って撫でてあげましょう。
体を擦りつけたりチョイチョイする
猫が撫でてほしいと思っているとき、飼い主の手や足に自分の体を擦り付けるような仕草をしたり
前足でチョイチョイと突いてくることがあります。
そして目が合うと、甲高い声で鳴いたりする。
このような行動は、猫が「撫でて」のサインを送っている場合が多いです。
このような仕草をしているときは「甘えたい」「撫でてほしい」という気分のときが多いので
猫の気が済むまで撫でてあげましょう。
猫が喜ぶ撫で方
猫を撫でるときは、額や顎の下、鼻筋などの顔周辺をゆっくり優しく撫でたり
首の付け根から、背中にかけてのラインなどを撫でてあげたりと
体の気持ち良いこところを、優しくマッサージするように撫でてあげると喜びます。
猫が、うっとりと目を細めていれば、それは「気持ち良い」と喜んでいる証です。
猫が嫌がる撫で方
猫は、かまわれすぎることを嫌います。
しつこく撫でまわしたり、無理やり撫でたり、強くガシガシと撫でると嫌がるので
優しく撫でてあげましょう。
また、飼い主の目には届くけれど少し離れた場所にいるときは
必要以上に構ってほしくないというサインです。
そのようなときは そっとしておいてあげて、猫が撫でてサインを出したら
満足するまで撫でてあげると良いでしょう。
最後に
自由気ままで自分の好きなように過ごす猫は、何を考えているのか分からない
と言われてしまうこともありますが、一緒に暮らしてみると
とても感情表現が豊かな動物だと分かります。
自分のしてほしいことを伝えるためには、少し強引な態度をとることもあります。
そんなところも含めて、猫とはとても愛らしい動物です。
愛猫が撫でてほしいサインを見せたとき、少し手を止めてたまには思いっきり
甘えさせてあげるのも良いかもしれません。
今回は、猫が見せる「撫でて!」サインについてでした。