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猫の顎に黒いツブツブ?!【猫ニキビ】かも!

猫のお勉強
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猫バカ・馬バカ
saku

現在、2匹の兄弟猫(ミックス)と暮らし猫ファーストな生活を送る猫飼いです。
猫飼い歴は20年以上。
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また、乗馬がきっかけで馬が好きになり馬沼にハマっています。
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猫のあごを撫でていると、黒い粒々が出てきたり
指の腹にプツプツとしたものを感じたことはありませんか?

「これなに?!」と驚きますよね。

その黒い粒々、猫ニキビと呼ばれるものかもしれません。

女性
女性

猫にニキビ?
それって放っておいても大丈夫なの?

そんな疑問を解消します!

今回は猫ニキビについて詳しくご紹介します。

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猫ニキビとは?

猫のあごを撫でていると、黒い粒々が出てきたり、指の腹にプツプツとしたものを
感じたことはありませんか?
また、あごの下を見てみると汚れているように見えたことはありませんか?

我が家はあります。
しかも、現在進行形です。

まめのあご。
分かりにくかもしれませんが、薄っすらと茶色く汚れているように見えます。
そして、あごを触っていると黒くて小さな粒々が出てきてます。

飼い主A
飼い主A

どうやらこれが猫ニキビと呼ばれるもののようです。

猫ニキビは、正式名称を「座瘡(ざそう)」といい、皮膚病の一種です。
「アクネ」と呼ばれることもあります。

主に下あごに、黒い粒々として現れ
あごの他にも目の上、尾の付け根、口元などにできることがあります。

初期段階では、小さな黒い粒々があごや唇の周りの毛に付着している程度で
痒みや痛みも感じないため、猫もさほど気にしないことが多いです。

治ったと思ってもまた出てきたりと繰り返し発症することが多く
進行すると皮膚が腫れて、できもの のようになります。

さらに悪化すると毛が抜けたり、細菌などの二次感染で赤くなり
膿んで出血することがあります。

この段階まで進行すると、猫も相当な痒さや痛みを感じるようです。

猫ニキビの原因は?

猫ニキビは、毛穴に分泌物や汚れ・皮脂などが溜まり
細菌感染を起こすことが主な原因とされています。

猫はとてもキレイ好きな動物です。
全身をグルーミングしている姿をよく見かけると思います。
しかし、あごの下は猫自身が直接 舐めることができないため
唾液をつけた前脚で間接的にグルーミングします。

自分では手入れのしにくい場所が「あご」なのです。

猫のあごには多くの皮脂腺が集まっており、脂っぽくなりがちです。
また、食べ物のカスが付きやすい場所であるため
グルーミングが不十分だと汚れが溜まり、猫ニキビができやすくなります。

それ以外の原因としていくつか考えらることが以下です。

プラスチック容器での食事

プラスチック容器は多孔性でバクテリアが繁殖しやすいため
食事の際、あごの下にバクテリアが付着してしまうことがあり
これが猫ニキビの原因の一つと考えられます。

アレルギー反応

猫にもアレルギーがあり、餌や体に触れる物質や
その他、何らかのものにアレルギー反応を起こしている可能性があります。

猫ニキビができる多くの原因は、餌か器が原因である可能性が高く
食事の際、食器とあごが接触しプラスチックや金属に対するアレルギー反応が
局所的に起こることがあります。

もしくは、食べ物そのものに対する食品アレルギーという可能性も考えられます。

ストレス

ストレスは万病の元というように、本来なら招かなくていい病気を発症させることがあります。


ストレスによりホルモンバランスが崩たり、猫の免疫力を低下させ
猫ニキビができやすくなる場合もあります。

ニキビダニ

ニキビダニは顔に寄生するダニの一種です。
このダニの寄生によって引き起こされた炎症が猫ニキビの原因である可能性があります。

完全室内飼いではなく、外飼いしている猫には多く見られますが
室内飼いでも、靴の裏などに引っ付いてきたダニが猫に感染し猫ニキビの原因を作ることもあります。

毛と皮膚が濡れている

とくに老猫や子猫にみられることですが、水を飲むことが苦手な猫は
舌だけでなくあごや口元に水がついてしまいます。

水を飲むたびにこれを繰り返していると、皮膚が乾燥している時間がありません。
皮膚は濡れていると細菌が繁殖してしまい
そこから猫ニキビができてしまうこともあるようです。

ホルモンバランスの乱れや投薬の体調変化

病気の治療や手術などで、ホルモンバランスが崩れたり
投薬などで一時的に体調の変化が起こり、これが原因で猫ニキビができる可能性も考えられます。

なお猫ニキビは、猫の性別、年齢、品種での発生頻度の差は
確認されていないそうです。

猫ニキビの対処法

猫ニキビができた場合、どのような対処法があるのでしょうか?
詳しくご紹介していきます。

容器の変更

プラスチック容器で食事をしていたり、水の器がプラスチックの場合は
器の種類を変え、常に清潔な状態を保ちましょう。

また、ご飯の種類を変えて様子を見るのも一つです。

患部のケア

猫ニキビの患部のケアは、症状が軽度な場合には、患部の皮脂を取り除いてあげます。

ぬるま湯に浸したタオルや電子レンジで人肌程度に温めたタオルなどで
猫ニキビの黒い粒々をふやかしながら、あごを上から下へ、ゆっくりと拭きます。

粒々が落ちにくい場合には、ぬるま湯に動物用の薬用シャンプーを入れるといいでしょう。
使用後はすすぎをしっかり行い、水分もしっかり拭き取り乾かします。

歯ブラシやピンセットなどで無理に取ろうとしたり、潰したりすると
さらに悪化させてしまう可能性があるため避けましょう。

人間用のニキビ治療薬を使用することも厳禁です。

皮脂を取り除いても改善が見られなかったり、赤くなって炎症を起こしている
脱毛などの症状が見られる場合には、獣医師の診察を受けましょう。

猫ニキビの予防法

いちばんの予防法は、なんといっても体や生活環境を清潔に保つことです。

あごは汚れやすく、グルーミングにしくい場所なので
飼い主さんがまめに汚れを拭き取ったり、皮膚に異常がないか観察しましょう。

繰り返し発症する場合には、食事後に毎回あごを拭いたり
雑菌の繁殖しやすいプラスチック製の食器を陶器やステンレス製などに変更し
使用後には必ず洗浄するなどが有効な場合もあります。

猫ニキビそのものが命に関わることは少ないですが
悪化すると膿が溜まることもあります。

初期には猫自身に自覚症状がなく、猫の行動などから病状を知ることは困難です。
日頃から飼い主さんが注意・観察し、皮膚の異常に気付いてあげることがとても大切です。

最後に

猫ニキビの多くは軽症です。
我が家のまめも診察を受けましたが、軽症であったため獣医師からは

獣医さん
獣医さん

現状は積極的な治療をするほどではありません。
 患部を拭いたりして、清潔な状態を保ってあげてください。

との診断結果を頂き、ケアをしています。

初期は軽症でも、猫ニキビが悪化すると膿が溜まり痛みや痒みがでて
猫自身が引っ掻いて出血したり、細菌が入って二次感染を引き起こす原因になる場合もあります。

なかなか改善されないようなら獣医師の診察を受けましょう。

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