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尻尾で分かる猫の気持ち|猫の尻尾はハイスペック!|実は凄い猫の尻尾

猫のお勉強
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猫バカ・馬バカ
saku

現在、2匹の兄弟猫(ミックス)と暮らし猫ファーストな生活を送る猫飼いです。
猫飼い歴は20年以上。
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また、乗馬がきっかけで馬が好きになり馬沼にハマっています。
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猫の尻尾には、長い尻尾や短い尻尾、お団子尻尾など様々な形があり猫のチャームポイントのひとつ。
そんな可愛らしい猫の尻尾は、感情表現や気持ちを相手に伝えたりと、様々な役割を持つ大切なものです。

今回は、猫の尻尾の動きなどから気持ちを読む方法や、猫の尻尾の役割を詳しく解説します。
猫の尻尾は、実はハイスペックで凄かった!尻尾の秘密に迫ってみましょう!

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尻尾で分かる猫の気持ち|猫の尻尾は複雑だった

猫飼いさんの中には、猫が自分の尻尾を追いかけたり、チョイチョイして遊んでいる姿を見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

やみくもに追いかけたり、別の生き物としてチョイチョイしているのではなく、猫はそれが自分の尻尾であることをきちんと認識しているといいます。
体の一部であると同時に、猫は自分の尻尾を遊び道具としても使っているようです。

猫の尻尾は、尾を支える18個の尾椎(びつい)と、尻尾を前後左右に動かす4個の筋肉と、細かく動かすための8個の筋肉から構成されています。

外から見ると実にシンプルな猫の尻尾ですが、中は複雑な構造になっており様々な機能を持っているのです。

尾椎=脊椎動物の脊椎を構成する骨格要素のうち、尾側の末端を構成する部分。人では退化しているが、他の脊椎動物では尾椎が発達、特殊化したものも多くみられる。

出典:Wikipedia

尻尾で分かる猫の気持ち|感情表現のツール

猫は尻尾を使って、自分の気持ちを表現しています。

犬が尻尾を振っている時は「嬉しい時」というように、猫も尻尾の形や角度、動きで様々な感情を表現しているのです。

猫の尻尾に現れる気持ちのサインを知ることで、猫の気持ちをもっとわかってあげられるでしょう。
以下では、尻尾で分かる猫の気持ちを詳しくご紹介します。

◆ピーン!と立てる

猫が尻尾をピーンと真っ直ぐ立てている時は、ごきげんなサインです。

嬉しい時や甘えたモードの時など、気持ちが高揚している時に見られます。
最高潮に気持ちが高まり嬉しくて興奮している時は、小刻みにプルプルと振るわせることもあります。

また、かまってほしい時や撫でてほしい時など、何か要求がある時も尻尾を立てることが多いようです。

他に、他の猫が尻尾を立てて近づくと、それに対し同じように尻尾を立てる行動が見られることから、猫同士の挨拶でもあると考えられています。

◆大きくゆっくり左右に振る

大きくゆっくりと尻尾を左右に振っている時は、リラックスしているサインです。

機嫌がよく、穏やかで安心した気持ちを表現するように、ゆっくりと大きく左右に尻尾を揺らします。
この時、尻尾にはあまり力が入っていないため、くねらせながら揺らす姿も見られます。

◆水平にのびる

揺れているでもなく経っているでもない、水平からやや下に向かって尻尾が伸びている時は、平常心のサインです。

猫が立っている時は、尻尾が水平からやや下方に向かって伸びている状態です。
座っている時は、床に伸びている状態でしょう。

◆先だけ小さくパタパタ振る

尻尾の先だけを小さくパタパタと動かしている時は、神経を集中させていたり、何かに興味を惹かれているサインです。

猫の名前を読んだ時に、尻尾の先だけを小さく振っている場合は、動いたり声を出して返事をするのは面倒だけど「ちゃんと聞こえているよ」「分かっているよ」というサインでもあります。
面倒くさがりながらも、尻尾の先を振ることで飼い主さんに返事をしています。

◆力強くバタバタ動かす

猫が尻尾を激しくバタつかせている時は、ご不満でイライラしているサインです。

猫のイラ立ちが強いほど尻尾の動きは大きく力強くなり、音が出るように床を叩きつけたり、テンポも速くなったりします。

猫を撫でている時や かまっている時に、このような尻尾の動きが見られたら かまうのを辞めてソッとしておいてあげましょう。

◆足の間に挟み込む

尻尾を足の間に挟み込んでいる時は、何かを怖がっているサインです。

猫は恐怖を感じると、後ろ足の間に尻尾を挟み込み体を小さく見せようとします。
体を小さく見せることで敗北や服従を示し、負けを認めることで相手に「降参です」という気持ちを伝えています。

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◆毛が膨らむ

たぬき尻尾の まめさん

猫の尻尾の毛が膨らんでいる時は、何かにとても驚いて緊張が高まった時や、怒りや恐怖を感じているサインです。

猫は、驚きや恐怖や怒りを感じた時、全身の毛を逆立てます。
この時、尻尾の毛も逆立って大きく膨らみタヌキのような尻尾になることがあります。

また猫同士の間でこのような尻尾が見られた時は、尻尾を膨らませて体を大きく見せ「負けないよ!」という意思表示であるといわれています。

◆アーチ状にして毛を逆立てる

驚いた時のように単に毛を逆立てているだけではなく、体を弓なりにして尻尾をアーチ状にしている時は、とても興奮して怒っているサインです。

臨戦態勢の状態なので、このときに手を出すと噛まれたり引っかかれる可能性があるので注意しましょう。

猫同士の場合は、相手に対して「自分は強いんだぞ!」と力を誇示しケンカを避ける意味合いもあります。

◆だらんと下げる

尻尾を力なく下げている時は、しょんぼりして元気がない時のサインです。

この時の尻尾には力がなく、だら~んと下に垂れ下がります。
気持ちが落ちているだけではなく、体調不良の時にもこのような尻尾が見られるため、体調に変化がないかよく観察してあげます。

そして、いつもと違うなと感じたら、動物病院を受診しましょう。

尻尾で分かる猫の気持ち|ハイスペックな猫の尻尾

猫の尻尾は感情表現だけではなく、日常生活においても重要な役割があります。

意外とハイスペックな猫の尻尾。
他にどのような役割があるのかご紹介します。

◆バランス調整

猫の尻尾で重要なのが、バランスを調整し保つことです。

猫は、木の枝の上や足場の狭い高い塀の上でもフラつかずしっかり歩くことができます。
これは、尻尾を振って都度バランスを細かく調整しているため、足場の不安定なところでも落ちることなく移動できるのです。

猫にとって高いところは安心できる大切な場所。
そこで安定して自由に動けるのは、尻尾のおかげです。

◆保温をする

猫は寒さが苦手な動物です。

寒い時は体を丸めて、尻尾をマフラーのように体に巻きつけ顔まで覆い寒さを和らげています。
これは、猫なりの体温を逃がさないための工夫といえます。

◆マーキングをする

飼い主さんの足や家具の柱などに、猫が尻尾を巻きつけている姿を見ることがあると思います。
これは、尻尾を使ってマーキングをしている行動です。

尻尾の付け根にはフェロモンを出す臭腺があり、尻尾をこすりつけてマーキングしているのです。

◆コミュニケーションをする

人は嬉しい時や楽しい時、自然と笑顔になるように猫の様々な感情は尻尾に出てきます。

猫にとって尻尾は大切なボディランゲージの手段のひとつ。
主に家族や仲良しの猫同士のコミュニケーションとして使われることが多いようですが、他の猫とのケンカを避けるためにも役立っているようです。

尻尾で分かる猫の気持ち|尻尾はデリケート。触る時はソフトに。

猫だけではありませんが、尻尾は脊椎の神経と繋がっている とてもデリケートな部分です。
尻尾を触られるのを嫌がる猫が多いのは、そのためです。

嫌がっているところを無理に触るのはもちろんのこと、引っ張ってはいけません。
尻尾の神経が傷ついてしまうと、歩行障害や排泄障害が出ることもあります。

もし尻尾を触る時は、優しくソフトに撫でるくらいにしましょう。

尻尾で分かる猫の気持ち|さいごに

尻尾ピーン!な まめさん

猫にとって、とても重要な役割を持つハイスペックな尻尾。

猫は尻尾で様々な感情を表現しています。

尻尾が短い猫でも、気持ちと尻尾は連動しています。
尻尾が短い猫の場合は、尻尾の付け根が尻尾の長い猫と同じ動きをするので、よく観察してみてあげましょう。
ウニウニと動く短い尻尾は、きっと可愛いですよ!

今回ご紹介した尻尾の動きをヒントに、愛猫とより密なコミュニケーションをとってステキな猫ライフを!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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