愛猫にブラッシングをしてあげる飼い主さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。
換毛期(毛の生え変わる時期)には、特にブラッシングしてあげたいですよね。
また、長毛猫を飼っているご家庭は、ブラッシング必須かもしれません。
猫のブラッシング用ブラシはたくさん販売されています。
プラスチック製のもの、シリコン製のものなど、多種多様に用意されています。
我が家も様々な猫ブラシを試してきました。
その中で出会った一つのブラシ。
それが一時期、猫飼いの間で話題沸騰していたファーミネーター。
1,000円以下で買えるブラシもあるなか、ファーミネーターは6,000円以上する高級品です。
お試しで買ってみるには勇気がいりますよね。
私も、購入までとても悩みましたし、時間もかかりました。
しかし、購入して使ってみると、見事に毛が取れる!素晴らしく取れます!
剥げるとか、猫が嫌がるとか色々な意見もあるようですが、毛を取るという点では、これに勝てるものはないのではないでしょうか!
今回はそんな毛がごっそりとれるペット用ブラシ
「ファーミネーター」について詳しくご紹介します。
ブラッシングの強い味方!|ファーミネーターってどんなブラシ?
ファーミネーターは、ペット用ブラシに特化して開発された究極のペット用ブラシで、犬や猫だけでなくウサギといった毛を持つ動物をターゲットにしているブラシです。
ファーミネーターのブラシ部分はギザギザの細かい刃になっていて、トップコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の下にある不要な毛を最大90%取り除くというのが最大の特徴です。
ごっそり抜けると、少し心配…
そこは心配いりません!
ファーミネーターは、抜けかけている毛や、すでに抜けてしまった毛を取り除くブラシなのです。
まだ元気に生えている毛を無理に抜いたりすることはありません。
一度のブラッシングでたくさんの毛を取り除くことができるので、服や家具につく大量の毛を軽減できますし、猫がグルーミング中に毛を大量に飲み込んでしまうことも軽減できる優れものです。
ブラッシングの強い味方!|ファーミネーターの機能
それでは、ここからファーミネーターの特徴や機能を詳しくご紹介します。
これからご購入を検討されている方や、愛猫が飲み込む毛量を減らしたい方など、参考になれば幸いです。
特殊なブラシ部分
見た目が鋭くてカミソリのようにも見える特殊な刃が採用されています。
見た目が鋭いけど、猫の皮膚を傷つけるんじゃ…?
見た目の鋭利さから不安になりますが、ご安心ください。
私も実際に購入、使用するまではそう思っていたのですが、自分の手に当ててブラシ部分を触っても手が切れたり傷ついたりすることはありません。
ゴシゴシしても切れませんし傷つきませんでした。
我が家の えだまめに使用してみても、毛がサーッと抜けるだけで皮膚が傷つくことはありませんでした。
愛猫の背中を、力を入れずサッと撫でただけで…
こんなにたくさんの毛を取り除くことができます。
上の画像は、まめの背中をサッと2回ほど撫でた後のブラシです。
こんなに取れるなんて凄いですよね!
ファーミネーターは毛が取れるだけではなく、とても丈夫な作りなので頻繁な買い替えも必要ありません。
長持ちしてくれるのも嬉しいポイントです。
ブラッシングの強い味方!|ワンプッシュ機能でお手入れラクラク
ブラッシングしてブラシに溜まった毛は、ワンプッシュボタンで簡単に取り除けます。
ここのワンプッシュボタンの色で短毛用、長毛用と分かれています。
種類については、後述します。
ワンプッシュで毛が取れる理由は
裏側のこの青い板がポイントです。
ワンプッシュボタンを押すと、青い板がスライドされてブラシから毛を落とすという仕組みです。
ファーミネーターを使用する前は、ごくごく一般的なブラシを使用していました。
こういったものですね。
シリコン製も使ったことがあります。
ブラシから毛を取り除く作業は大変です。
一般的なブラシはポロっと取れるものもありますが、シリコン製のものはなかな取れません。
なので、水洗いして使っていました。
しかし、ファーミネーターはブラシ部分に溜まった毛をボタン一つで取り除けるので非常に簡単でとても便利です。
ブラシからキレイに毛が取れるので、水洗いも不要です。
ブラッシングの強い味方!|持ちやすいグリップ
ファーミネーターの持ち手部分は、少しいびつな形をしています。
これは人間工学に基づいて、人が持ちやすいように設計されているそうです。
握りやすく変な力がかかりにくいので、猫の毛や皮膚に負担をかけないようにブラッシングができる構造です。
ブラッシングの強い味方!|ファーミネーターの種類
ファーミネーターには猫用、犬用、小動物(ウサギなど)用に分かれています。
猫用には、短毛種用と長毛種用があり、それぞれにSサイズ、Lサイズで展開されています。
以下でご紹介するものは、全て「猫用」です。
小型猫 短毛種用(Sサイズ)
推奨されている 猫の毛の長さと適応体重
猫の毛の長さ→5cmまで
適 応 体 重 →約4.5kgまで
大型猫 短毛種用(Lサイズ)
推奨されている 猫の毛の長さと適応体重
猫の毛の長さ→5cmまで
適 応 体 重 →約4.5kgまで
長毛種用(Sサイズ)
推奨されている 猫の毛の長さと適応体重
猫の毛の長さ→5cm以上
適 応 体 重 →約4.5kgまで
長毛種用(Lサイズ)
推奨されている 猫の毛の長さと適応体重
猫の毛の長さ→5cm以上
適 応 体 重 →約4.5kg以上
短毛種用のファーミネーターを、長毛種の猫に使うと途中で引っかかってしまって、ブラッシングしにくいことがあるようです。
愛猫の毛の長さに合わせてファーミネーターを選んであげてくださいね。
ちなみに我が家は、まめを軸に考えて短毛種のLサイズを使用しています。
えだは体が小さいのでブラシが大きいのですが、問題なく使用できています。
ブラッシングの強い味方!|ファーミネーターを使う際の注意点
これはファーミネーターに限ったことではなく、愛猫にブラッシングをしてあげる際に注意してあげたいポイントになります。
間違ったブラッシングをすると、愛猫がブラッシング自体を嫌がるようになる可能性があるので、注意が必要です。
長時間使用は禁物
いくらたくさん毛が取れるからといって、長時間のブラッシングは控えましょう。
頻繁にブラッシングするのも推奨されていません。
ファーミネーターは正しい使い方をすれば、皮膚にも負担をかけず利用できます。
長時間のブラッシングは猫の皮膚や被毛に過度な刺激を与え、抜け毛の原因になります。
また、猫によっては長時間ジッとしていることはストレスとなる可能性もあるので注意が必要です。
優しく梳かす
顔やお腹、脚などの敏感な部分は特に注意して優しくブラッシングしてあげましょう。
あまり力を入れすぎると猫の背骨にゴリゴリと当たってしまうので注意が必要です。
お手入れ中に痛い思いや不快な思いをすると、猫に嫌な記憶が残りブラッシングを嫌がってしまう場合もあります。
愛猫に喜んでブラッシングを受けてもらうためにも、デリケート部分は優しくブラッシングしてあげましょう。
類似品に注意
猫飼いに大人気というだけあって、類似品が出回っています。
ファーミネーターの類似品の危険性も挙げられているので購入の際には注意が必要です。
ネット購入の場合、正規販売店での購入をお勧めします。
最近ではペットショップやホームセンターでも売られていますよ。
並行品や並行輸入品も正規品と同じものなので大丈夫です。
並行輸入品は、日本の代理店を通さずに海外の商品を直接輸入しているもの
という意味なので偽物ではありません。
ブラッシングの強い味方!|正規品と類似品の違い
ファーミネーター公式サイトでも、偽物に関して注意喚起されています。
正規品と類似品の違いをあげておきます。
類似品→正規品の順番で書いていますので、ご注意ください。
刃(エッジ)部分
類似品の刃(エッジ)部分の特徴は以下です。
出典:http://furminator-jp.com/info/imitations/
出典:http://furminator-jp.com/info/imitations/
シリアルナンバー:正規品の歯の右側に記載されているはずの
固有のシリアルコードがないエッジ:エッジが不ぞろい。先端の加工が適性に行われおらず、尖っていない
出典:http://furminator-jp.com/info/imitations/
正規品の刃(エッジ)部分は以下のようになっています。
出典:http://furminator-jp.com/info/imitations/
上の画像は、正規品の刃(エッジ)部分です。
グリップ部分
類似品のグリップ部分の特徴は以下です。
出典:http://furminator-jp.com/info/imitations/
エッジ: グリップの突起物が最後までそろっていない
出典:http://furminator-jp.com/info/imitations/
正規品のグリップ部分は以下のようになっています。
出典:http://furminator-jp.com/info/imitations/
上の画像は、正規品のブリップ部分です。
模範品・類似品をご使用された場合、下記のような事例が考えられますので、
十分にご注意ください。・エッジ先端の加工が適性におこなわれていないため、
出典:http://furminator-jp.com/info/imitations/
ペットの皮フ・被毛を傷つける恐れがある
・エッジが尖っていないため、抜け毛が取れない
・金属の材質不良のため、錆びてしまい長持ちしない
・グリップに芯が入っていないため、グリップとヘッド部分が
真っ二つに折れてしまう
模倣品は、商標権を侵害している、もしくは不正競争防止法に違反しています。
また、模倣品を輸入したり、あるいは転売など譲渡あるいは
引渡しのためにこれらを所持することは、商標法第37条1号あるいは
2号の不正競争行為にも該当する場合がございます。
特に、一般的な販売価格とかけ離れている製品を手に取る際には、
十分にご注意ください。
ブラッシングの強い味方!|さいごに
ファーミネーターでブラッシングした後の毛を見ると、猫がグルーミングでこれだけ大量の毛を飲み込む可能性があるのかと驚きます。
猫が毛玉を吐き出すのは、飼い主さんにとってはお馴染みの光景かもしれません。
しかし、やはり何かを吐き出すというのは、どうしも苦しさを伴います。
毛玉をうまく吐き出せず、毛球症という病気になってしまうケースもあります。
無駄な毛を飼い主さんが取り除くことは、愛猫の健康を守るという観点からもとても重要なことです。
猫の健康管理の一つとして、ファーミネーターでブラッシングを検討してみる価値は十分にあるかと思います!
大量の毛を使って、毛玉ボールを作って遊ぶのも楽しいかも?!
今回は、オススメの最強猫ブラシ「ファーミネーター」のご紹介でした。
ここまで、読んでいただきありがとうございました。