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猫とみかん

猫のお勉強
この記事を書いた人
猫バカ・馬バカ
saku

現在、2匹の兄弟猫(ミックス)と暮らし猫ファーストな生活を送る猫飼いです。
猫飼い歴は20年以上。
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また、乗馬がきっかけで馬が好きになり馬沼にハマっています。
馬や乗馬、競馬に関する情報も発信中です。
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不思議なもので、寒くなってくると食べたくなる みかん。

猫にみかんを見せると、逃げる子がいるってご存知ですか?

うちのまめが、まさにソレ。
みかんを見ると、酸っぱい顔して逃げていきます。
ちょっと不思議なこの行動。

今回は「猫にとってのみかんとは?」についてです。

「なぜ逃げるの?」

「うちの子だけ?」

「猫はみんな?」

そんな疑問を解消します!

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ある日のまめ

ある日の冬、まめに初めてみかんを見せてみました。
初めてのみかんでこの顔。

目を細めて酸っぱい顔。
これ以降みかんを見ただけで逃げるようになってしまった まめ。
ちなみに、えだも逃げます。

猫は酸っぱい香りが苦手

猫がいる部屋でみかんを食べたり、グレープフルーツを絞ったりしたときに
柑橘系の果物の香りに過剰反応する猫がいます。

実は、それにはきちんと理由がありました。

猫は柑橘系の酸っぱい匂いが、「肉や魚が腐ったときの匂いと同じ」という
認識を持つからだといわれています。
なので、柑橘系の酸っぱい匂いに過剰反応を示す猫がいるのです。

猫は、酸っぱい匂い=腐敗臭と本能で認識しており「これを食べると害がある」と
分かっているので、柑橘系の酸っぱいニオイを嗅いだときに渋い顔をしたり
その場から逃げてしまうようです。

一種の防衛本能のような行動ですね。

これには個体差もあって、柑橘系の匂いが全然 平気!
という猫もいるにゃりよ。

猫はみかんを食べても大丈夫?

猫は柑橘系の香りが苦手ですが、近年のみかんは品種改良により
甘みが強いものが増えてきました。
中には、甘みの強いみかんに興味を示す猫もいるようです。

では、猫はみかんを食べても大丈夫なのでしょうか?

みかんの果肉・果汁は大丈夫!

みかんの果肉や果汁なら食べても大丈夫です。

ただし皮は猫にとって有毒なので与えてはいけません!

みかんの皮に含まれる「リモネン」という成分が猫にとっては有毒とされています。
みかんを剥く際にみかんの果肉に皮がついたまま
気づかずに食べさせないよう注意しましょう!

猫にとっての「リモネン」

みかんやオレンジなどの柑橘系の皮には「リモネン」という成分が含まれています。
このリモネンは猫にとっては有毒です。

猫には、このリモネンを体の中で分解する酵素を持っていません。
人間の場合、体に入ったリモネンは肝臓で分解され、尿と共に体外へ排出されますが
猫の肝臓にはリモネンを分解する酵素がないので、中毒症状を引き起こしてしまいます。

たとえ少量のリモネンであっても中毒症状が出て体調を崩すことがあるため
猫にみかんの皮を与えてはいけません!

リモネンによる中毒症状とは?

誤って猫が柑橘系の皮を食べてしまった時、以下のような症状が出ることがあります。

  • 嘔吐
  • 麻痺
  • 手足の痙攣
  • 皮膚のかぶれ

誤って猫が柑橘系の皮を食べてしまった時は、必ず動物病院を受診しましょう。

まとめ

みかんを見ると逃げる猫の不思議。
いかがでしたか?

人間にとって柑橘系の良い香りであっても、猫にとっては腐敗臭に感じてしまい
逃げる子がいるみたいですね。

柑橘系の匂いが平気な猫は、皮に含まれる「リモネン」には注意しましょう。
猫が自らみかんの皮を食べることは少ないと思われますが
みかんの皮自体だけでなく、アロマオイルや芳香剤、食器用洗剤など
リモネンを含んだ製品にも接触させないようにすることが大切です。

また、リモネンはみかんの皮だけではなく、ライムやオレンジなどの皮にも含まれています。
これらの柑橘系の皮や、その加工品の扱いにも十分に気をつけましょう。

人間にとってはダイエットやリラックス効果のあるリモネンですが
猫にとっては有害であるということをしっかりと理解し
愛猫の健康に気を配ってあげましょう!

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