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猫のトイレトレーニング

猫のお勉強
この記事を書いた人
猫バカ・馬バカ
saku

現在、2匹の兄弟猫(ミックス)と暮らし猫ファーストな生活を送る猫飼いです。
猫飼い歴は20年以上。
猫や飼い主さんに役立つ情報を発信しています!
また、乗馬がきっかけで馬が好きになり馬沼にハマっています。
馬や乗馬、競馬に関する情報も発信中です。
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室内で一緒に暮らす猫に、覚えてもらいたいと思うのがトイレではないでしょうか。

猫はもともと決まった場所で排泄することを好む習性を持っており、きれい好きな動物です。
そんな猫のトイレトレーニングは比較的 簡単にできる可能性が高いです。

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トイレトレーニングはわりと簡単

猫は同じ場所で排泄する習性を持っています。
砂の上で排泄をして、その後 砂をかけて隠すというのは本能にすり込まれた行動だといわれています。

なので、猫砂など排泄に適した環境を用意して、最初に2~3回誘導してあげるだけで自然とトイレの場所を覚え、一度覚えるとそこをトイレと認識してくれます。

トイレを覚えてもらうには、猫にとって良いトイレ環境を整えることが大切です。
トイレ環境が快適であれば、猫はずっとそこで排泄をしてくれるようになります。

逆に言えば、粗相をしてしまう場合は、今のトイレでは落ち着いて排泄できないサインかもしれません。

快適なトイレ環境作りが、飼い主と愛猫の共同生活において大きな助けになります!

猫が好むトイレ環境

猫にとっての快適なトイレ環境には3つのポイントがあると言われています。
一般的に3つのポイントは以下です。

  • 猫に合ったトイレ容器であること
  • 猫に合った砂であること
  • 猫が好む設置場所であること

それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。

ポイント① トイレ容器

ポイント一つ目は、トイレ容器についてです。

今や猫のトイレは、様々な大きさや形のものがあります。
多種多様なトイレの中から愛猫の好みに合ったもの、使いやすそうなものを選びましょう。

昔からあるトイレの形で代表的なものは箱型でしょうか。

箱型トイレ

上図のような形のトイレが一般的に箱型と呼ばれているフルオープン型のトイレです。
箱型タイプが愛猫に合っていればそれを使って何ら問題ありません。

しかし、猫によってはフルオープン型のトイレよりも、ある程度 壁に囲われたトイレの方が
落ち着いて排泄できる場合があります。
そのような場合はドーム型や上から入るタイプのトイレがおすすめです。

ドーム型トイレ

ドーム型は入らない、かといって箱型のように完全フルオープンも落ち着かない雰囲気がある場合は
トイレの壁(カバー)の一部が高くなっているのを試すのが良いと思います。

ハーフカバー型トイレ

これなら、完全に壁に囲われているわけでもなく、かといってフルオープンなわけでもないので
試してみる価値はあるかもしれません。

体の小さな子猫をお迎えしている場合は、形だけではなく大きさにも配慮しましょう。
子猫の体よりも大きなトイレだと、背が高すぎて入りにくい場合があります。
形だけではなく、猫の体の大きさに合ったトイレ容器を選ぶことも大切です。

子猫専用のトイレ容器もありますが、子猫時代は洗い桶などの深すぎない容器で代用が可能です。
えだまめの子猫時代のトイレは、100均の洗い桶でした。
子猫が嫌がらなければ、代用品を検討してみるのも良いと思います。

ポイント② 猫砂の種類

ポイント二つ目は、猫砂の種類についてです。
猫砂にもたくさんの種類があり、紙や自然素材、食材など様々な種類があります。
ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。

素材:紙系

ペットショップだけではなくホームセンターなどでも手に入りやすく、処理も簡単であることが多いのが紙砂です。

主成分は紙で粒はやや大きめですが、砂自体は軽く燃えるゴミとして処理できたり水に流せるものが多いのが特徴です。
飼い主としても扱いやすい猫砂の一つではないでしょうか。

ただし、処理に関しては各地方自治体の指示によって違いが出るかもしれませんので要注意です。

素材:鉱物系

紙と同様、手に入りやすく安価で、昔からあるのが鉱物系の砂です。

ペントナイトという粘土が主な成分で、砂の粒が小さく尿がしっかりと固まりやすいのが特徴です。

重量があるのと、鉱物のため地方自治体によっては燃えるゴミとして処理できない場合があります。
処理に関しては各地方自治体の指示に従いましょう。

素材:自然素材系

主成分が木などの自然素材の砂です。

大型のペットショップでは購入できるかと思いますが、ホームセンターでは取り扱いのない店舗も多いです。
ウッドチップ系ならホームセンターでも売っていることがありますが、おがくず系はあまり見かけません。

自然素材系の猫砂は、消臭機能に優れているのが特徴です。

紙や鉱物系の砂に比べると高価なものが多いです。
また砂自体は固まらないタイプが多いので、後述する2層式トイレの砂の代用品として使うことができるものもあります。

こちらも処理方法は、各地方自治体の指示に従いましょう。

素材:食物系

食物から作られている砂のことです。
おからを使ったものが多いかと思います。

紙系や鉱物系の砂と比べると、地域によっては手に入りにくい場合があります。

自然素材系と同じで、大型のペットショップでは購入できるかと思いますが、ホームセンターでは取り扱いのない店舗も多いです。
また、紙や鉱物系の砂に比べると高価です。

食物系の猫砂は、消臭機能や殺菌機能に優れているのが特徴です。

素材が食物なので、燃えるゴミとして処理できることが多く、土に埋めて処理できるものもあります。しかし、各地方自治体の指示によって違いが出る可能性があるため、地方自治体の指示を確認しましょう。

素材:自然素材~システムトイレ専用~

二層式のシステムトイレ専用の砂は、主成分に木(自然素材)を使っているものが多く見られます。
こちらも消臭機能にとても優れています。

ただしこれは「システムトイレ専用」なので、普通のトイレを使用している場合は使うことができません。
「トイレに入れたらいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、それも難しいでしょう。
というのも、このシステムトイレ専用の砂は水分を吸収しません。


二層式のシステムトイレは、上段に専用の砂を入れ下のトレーに専用のペットシーツを入れて使うトイレで、トレーのペットシーツが尿を吸収する仕組みになっています。
なので、システムトイレ専用の砂は水分を吸収しないのです。

それを普通のトイレで使用すると、砂が固まらずトイレ内に水分が溜まり大惨事!なんてことになりかねません。
システムトイレ専用の砂を使いたい場合は、二層式のシステムトイレ容器も一緒に用意しましょう!

システムトイレの猫砂は、水分を吸収しないタイプの自然素材系の猫砂を代用できる場合もあります。

ポイント③ 設置場所

ポイント三つ目は、トイレの設置場所についてです。
猫が好むトイレ設置場所にはいくつかの条件があります。

  • 出入り自由であること
  • 食事場と離れていること
  • トイレ容器・砂が猫に合っていること
  • 人通りが少なく静かであること

出入り自由な場所へ

まず何といってもトイレへの出入りが自由に行えることが一番です。


例えば、トイレをケージの中に設置していて、飼い主が外出する際うっかりケージの扉を閉めて出てしまうと、猫はトイレに行くことができません。

封鎖されてしまうような空間ではなく、猫が好きなときにいつでもトイレに行ける場所に設置することが大切です。

食事場からは遠い場所へ

普段 決まった場所で食事をする場合、その食事場所と離れたところにトイレを設置してあげましょう。

食事場と近いところにトイレを置くと、匂いが混ざり合い食事をしなくなる場合があります。

人でも、トイレに近いところで食事はとりたくないですよね。
猫も同じだと思います。
人よりも嗅覚の優れた猫は、より不快感を味わうかもしれません。

なので、食事場所とトイレの設置場所はなるべく離れたところにしてあげましょう。

猫に合ったトレイ容器と砂

前でも少し触れましたが、トイレ容器の形や大きさ、砂の種類が猫に合っていることが大切です。


トイレ容器は大きく分けると、オープン型と囲い型にわけることができます。
オープン型が好き、ドームのような囲われたものが苦手など、猫の性格によって違いがでる場合があります。

砂も同様で、猫の好き嫌いがでる場合があり、気に入らない砂のトイレでは排泄してくれないことがあります。

トイレ容器や砂が合っているかどうか、猫の様子をよく観察して合うものを準備してあげましょう。

静かな場所へ

猫は静かで落ち着いた空間を好みます。
トイレも静かな場所に設置してあげると、猫が落ち着いて排泄できます。

家の中でも人の行き来が多くある場所よりも、家具などで陰になるような場所や、少し奥まったような空間などに設置してあげると良いでしょう。

トイレの教え方

肝心なトイレトレーニングはどうやるのか?についてですが、前述したように猫のトイレトレーニングはわりと簡単に行えます。

猫は、生後3~4週間頃から自分で排泄ができるようになりはじめ、トイレに行きたいというサインをし始めます。


床の匂いをしきりに嗅いだり、そわそわして落ち着きがなくなったり、前足で床をかくような仕草をする、などがトイレのサインです。

猫がトイレのサインを見せたら、速やかにトイレへ連れて行きます。
連れて行ったら静かに見守り、うまく排泄や砂かけができたら褒めてあげましょう。

これを覚えるまで続けて、猫が自分からトイレに入り排泄するようになれば、トイレトレーニングは終了です。

可能であれば猫をお迎えするときに、猫の臭いがついた砂やペットシートなどを分けてもらい
新しいトイレに入れておくのも効果的だと思います。
自分の臭いがついたものを入れておくと「ここはトイレ」と覚えやすくなると言われています。

粗相をしてしまったら

猫がトイレ以外の場所で排泄をしてしまっても、決して怒らないことが大切です。

感情的に怒ってしまうと、猫は「排泄をした場所」ではなく『排泄すること』に対して怒られたと思ってしまうと言われています。

その結果、飼い主に隠れて排泄するようになったり、排泄自体を我慢して泌尿器系の病気になってしまう危険性があります。

粗相をしてしまったら、自分の臭いが残っている場所をトイレと覚えやすい習性があるため、失敗した場所の臭いを消しましょう。
失敗した場所を拭いたティッシュペーパーなどをトイレに入れておくのは、トイレトレーニングに効果的です。

トイレトレーニング中の粗相は決して怒らず、根気強く続けることが大切です!

最後に

猫は同じ場所で排泄する習性を持っていますし、物覚えも良い動物です。
そのため、トイレ環境を整えてあげればトイレの場所をすぐに覚えてくれます。

逆を言えば、トイレ環境が猫に合っていない場合は、排泄を我慢してしまったり
粗相に繋がったりしますので、そのような場合は一度トイレ環境を見直してみると良いでしょう。

確実にいえることは、どんなトイレであれ、設置場所であれ、清潔なトイレであることが大切です。
キレイ好きな猫は、トイレが汚いと排泄を我慢し泌尿器系の病気の原因になりかねません。

こまめにトイレの掃除をして、清潔なトイレを保ちつつ、愛猫に合ったトイレ環境を整えてあげましょう。

今回はトイレトレーニングについてでした。

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