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なぜ必要なの?猫の避妊手術について

猫のお勉強
この記事を書いた人
猫バカ・馬バカ
saku

現在、2匹の兄弟猫(ミックス)と暮らし猫ファーストな生活を送る猫飼いです。
猫飼い歴は20年以上。
猫や飼い主さんに役立つ情報を発信しています!
また、乗馬がきっかけで馬が好きになり馬沼にハマっています。
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避妊手術をどうするのか?という問題は、猫をお迎えしたときに全ての飼い主が直面します。
愛猫の子どもを見たいな、と思う方もいるでしょうし、
健康な体なのに手術だなんて…と思う方もいるでしょう。

避妊手術をどうするか?は、悩まされる問題ですよね。

・避妊手術は本当に必要なの?
・メリットやデメリットは?
・費用はいくらくらいかかるの?

などの疑問をお持ちの方 必見!
猫の避妊手術について、詳しくご紹介します。

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避妊手術をするメリット

病気の予防ができる

乳がん(乳腺腫瘍)や子宮内膜炎など、メス特有の病気の発症率を下げることができます。
卵巣を取り除くため、卵胞嚢腫(らんぽうのうしゅ:卵巣に液状のものが溜まり腫れてしまう疾患)などのような卵巣におきる疾患も予防することができるのです。

このようなメス特有の病気の中には、命に関わる重たい病気も多く
そういった危険度の高い病気を予防できることから、避妊手術を勧める獣医が多いのです。

予定しない妊娠を避ける

避妊手術をしないまま外出したり、猫の好きなように行動させていると、
飼い主が知らないうちに妊娠・出産をしてしまう可能性があります。

飼い主の知らないところで生まれた子猫は、保健所へ連れて行かれ殺処分の対象と
なってしまうことがあります。

避妊手術をするということは、殺処分を減らすことにも繋がるのです。

発情期のストレスが減る

個体差はありますが、猫は年2~3回ほどの発情期があります。
発情期間は独特の声で鳴いたり、興奮した状態が続いたりと、日常の行動に変化が起きます。

避妊手術をすると発情期が起こらないため、発情行動やストレスが軽減・抑制されます。

避妊手術のデメリット

太りやすくなる

避妊手術をすると、ホルモンバランスが変わったり、エネルギーの消費量が低下するため
太りやすくなる傾向があります。

食事の量を守っていても太ってしまうことがあるため、避妊後の食事サポート機能がついた
フードに変更したり、総カロリーを減らすなどの体重管理が必要です。

全身麻酔のリスク

避妊手術は特別に複雑で難しいものではありませんが、全身麻酔で行います。

病気や怪我を治療する際の麻酔とは違い、危険度が高いわけではありませんが
それでも全身麻酔のリスクがあることは頭に置いておかなければなりません。

にゃんこ先生
にゃんこ先生

病院によっては、全身麻酔のリスクを説明したうえで署名(同意書)を求められる場合がありますよ。

避妊手術の費用はどのくらい?

動物病院によって違いはありますが、だいたいの相場として 20,000~40,000円ほど。

動物病院によっては、検査代や入院費、退院後のカラー代など別途費用がかかる場合があります。
事前に動物病院へ問い合わせをして、手術内容含め確認しておくのも良いでしょう。

避妊手術に適した時期はあるの?

避妊手術をする時期については諸説ありますが、初めての発情を迎える前が
良いといわれています。
一般的に、生後6~8ヶ月頃が目安です。

初めての発情期にも個体差がありますし、避妊手術は全身麻酔をかける必要があるので、
かかりつけの獣医に相談し、愛猫に適した時期をみてもらうと良いでしょう。

手術のときに気をつけることは?

ワクチン接種

避妊手術を受けるとき、過去のワクチン履歴を尋ねられる場合があります。
ワクチンには有効期間がるため、有効期間を過ぎていたときは手術前にワクチン接種を
しておきましょう。

より安全な麻酔・手術のためにすること

動物病院によって異なりますが、手術前には絶食が必要です。
全身麻酔をかけると、意識がなくなり全身の力が抜けます。
このとき、胃の中に食べ物が残っていると、手術中に吐いてしまう可能性があります。

手術前日の夜は食事を控えたり、手術当日に水は飲ませないなど
動物病院から出る指示をしっかり守って、手術当日を迎えましょう。

手術の後に気を付けることは?

全身麻酔後のこと

完全に麻酔から覚めるまでは、獣医の管理下に置かれます。

一般的に1日だけ入院することが多いですが、
日帰りの場合は帰宅後 猫が落ち着ける場所でゆっくりさせてあげましょう。

麻酔後は、胃腸が正常な働きに戻るまで時間がかかります。
胃腸が正常な働きに戻る前に食事をとってしまうと、嘔吐をまねく恐れがあります。
そのため、術後半日ほどの絶食が必要となります。

術後の傷口のこと

手術後の傷口を猫が舐めないように、洋服(メスのみ)やエリザベスカラーを
つけて退院するのが一般的です。

洋服やエリザベスカラーは、着けていると気になりリラックスできない子もいるため
食事のときや、飼い主が一緒に過ごせるときは外しても良いでしょう。

ただし、猫が暴れて着けられない、着け方が分からないなど
再装着できる自信がないときは外さない方が賢明です。

獣医にあらかじめ着脱方法を聞いておくと良いかもしれませんね。

飼い主A
飼い主A

えだまめは二人とも病院のカラーが合わず、ずっと徘徊をしていたので獣医に相談し、カラーを外す選択をしました。
ただし、傷口の様子や二人が傷口に悪さしないよういつも気をつけていた記憶があります。

自宅に戻ってから数日間は、傷口が開かないように激しい運動は避けましょう。
もし傷口が開いたり、糸が取れる、術創がただれるなどしてしまった場合は
すぐに動物病院を受診しましょう。

元気・食欲のこと

退院後、1~2日間ほどは食欲や元気が安定しない場合があります。
3日以上経っても、ずっと元気がなかったり、食欲が回復しないような状態が続くときは、
早めに動物病院を受診しましょう。

トイレのこと

手術後は、トイレの様子にも気をつける必要があります。

トイレ(排尿・排便)の回数や形状、量、臭いは普段と比べてどうか?
などをしっかり観察しましょう。
もし、下痢や便秘などお腹の調子が悪そうなサインが見られた場合は無理をさせずに
動物病院を受診しましょう。

服薬のこと

退院時に薬が処方されることがあります。
投薬に慣れていない、やったことがないなどの場合は、事前にコツなどを
獣医に確認しておくと良いでしょう。

また、苦手な薬の形があれば事前に伝えておくと、処方の時に考慮してもらえることもあります。

にゃんこ先生
にゃんこ先生

獣医に相談して、薬をおやつやご飯に混ぜても良いと許可を貰える場合があります。
ただし、素人判断せず必ず獣医に確認してからにしましょう。

最後に

避妊手術をどうするのか?は、とてもデリケートな問題です。

病気の予防や、予定しない妊娠の回避などを考えて、動物病院でも勧められることが
多いと思います。
飼い主によって様々な意見や考えもあると思います。

避妊手術をどうするのか?という問題は、猫をお迎えしたときに全ての飼い主が直面します。
愛猫の子どもを見たいな、と思う方もいるでしょうし、健康な体なのに手術だなんて…
と思う方もいるでしょう。

避妊手術をするかしないか、するとしたら時期はいつ頃がいいのか
費用はどのくらいかなど、獣医としっかり相談しながら検討すると良いと思います。

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